唐突にブログが書きたくなる時ってありませんか?それは大抵、夕方空き時間でTwitterを見ていて新しい情報をふと目にした時。そのままお風呂に入っていると、意識せずとも妄想に浸り思考を巡らせ始めます。ほとんどは、その場でTwitter上で連投して終わりますが、140字じゃ書き足りないとか、Twitter上にあげると変に誤解が生まれそうとか考えているうちに、また次の思考へと乗り移ってを繰り返します。アスペルガー特有の無限に続く反芻思考を巡らせており、実質頭が空いている時間はありません。そんな思考をどこかで吐き出さないとネガティブ思考でなくても生活に支障が出てしまうこともあります。大げさかと思われますが、お風呂なんかで考え事を始めてしまうと自律神経への刺激もあってか、フラッシュバックのように思考が頭へ次々と波打ち際の砂浜みたいにとりとめもなく繰り返してきます…やめようとしても延々に続いていくのです。このブログの文章を読んでいるだけでも、めまいがしそうですが、実際、頭の中はそれ以上にずっとカオスです。隙間なく常に余計な情報でアイドリングし続けています。今日はそんな夕方に少し考えたことを、1時間で文章化してみようの実験です。

※この記事は、結局3時間で8300字になりました。ここまでで500字です。

さて事の発端は、一つのブログ記事の、ちょっとした後書きから。

ハイエンドDACのヘッドホン出力 (Chord Dave & dCS Bartok) より
ところで、近頃はヘッドホンオーディオが広く浸透して、非常に高価なヘッドホンシステムも続々と現れているので、スピーカー環境を持っていなくとも、このような優れたDACに興味を持つ人が増えています。

そもそもDACなどのラインソース機器はスピーカーもヘッドホンも関係ないので、ジャンルの棲み分けは本来無いはずなのですが、これまでのヘッドホンオーディオは主にネット掲示板を中心に、スピーカーオーディオファイルとは別の社会を形成していたせいで、そこそこ高価なヘッドホンシステムを組んでいても、スピーカーオーディオにおける一流ブランドや、それらの歴史や音について全く知らない人が多いように思います。

オーディオイベントやショップに行かず、オーディオレビュー雑誌も読まないため、ニッチなヘッドホンアンプのガレージメーカーについてはやたら詳しいのに、エソテリックやマークレビンソンすら聞いたことが無い、という感じです。ヘッドホンブーム初期の頃の指標として、Benchmark DAC1やRME Firefaceなどハーフラックサイズのスタジオ機器がもてはやされたことも関係しているのかもしれません。

そんなわけで、スピーカーオーディオでは古くから使われてきた技術やセオリーでも、ヘッドホン界隈では最新技術として話題沸騰したり、明らかに技術力が伴っていないコピペ回路のメーカーでもヘッドホン用として売れば注目を集めたりなど、ヘッドホンオーディオにおけるDACやDAPのデジタル回路というのは、既存のオーディオマニアからすると、なぜそこまで語り尽くされた話題で今更白熱の議論が繰り広げられているのか、不思議と滑稽なジャンルだったように思います。

プロローグオーディオの始まり

私のオーディオ環境は、今や専用オーディオルームもありピュアオーディオです。現在はヘッドホンで音楽を聴く必要性が全くなく、音楽もアニメもスピーカーで視聴しています。以前の家でのリビングオーディオでもヘッドホンを使って音楽を聴くことはほとんどありませんでした。しかし、オーディオを始めた頃、最初期はiPodとイヤホンが私のオーディオの全てでした。当時、iPodが流行始めた頃です。高級イヤホンやヘッドホンで音楽を楽しむことが一つのブームになっており、自分もまたそのブームに乗っかる形でヘッドホンでのオーディオを楽しむのでした。iPod付属のイヤホンが断線し、Amazonで3千円のイヤホンを買ったことを皮切りに10proやUM3Xなどの高級イヤホンや、STAXのSR-404などの当時では高級ハイエンドヘッドホンなどを買いあさり音楽を楽しむのでした。
10proやER4S、HD650、K701、HD800、T1が主流だった頃までは、自分も立派なヘッドホンオタクだったかもしれません。地方に住んでいる私でも、ネットでヘッドホンの情報がたくさん拾えて、ヘッドホン業界がまだ小規模だったこともあり、オーディオ機器もさほど種類も多くありませんでした。誰もが同じようなヘッドホンを持ち、掲示板や価格.comや趣味のブログを通して擬似的に共通のオーディオを体験していました。この頃はヘッドホン祭りやポタフェスが始まったり、ヘッドホン専門の雑誌が発刊されたりと、オーディオ以外にも新しい時代へのワクワク感と、ヘッドホン業界がネットを通して大きな一体感があった頃です。
しかしすでにこの頃から、ヘッドホンマニアの間でも、オーディオのレベルの差から温度差みたいなものを感じていました。いわゆるガチ勢とエンジョイ勢という奴です。当時でもヘッドホンといえどもケーブルや電源にこだわり、ハイエンド&ピュアオーディオに寄ったのシステムを構築していた人がわずかにいました。当時、多くのヘッドホンユーザーが、「ALOのケーブルはぼったくり、HD650にZuケーブルを使うと音が変わるのは騙されている、オーディオアクセサリーはほぼ全てオカルト」というような、ピュアオーディオ側のオーディオを”宗教”として嘲笑し冷やかしているようでした。そうほとんどのヘッドホンを楽しむ一般層の多くは、オーディオ趣味を、普通の家電製品やガジェットの延長として楽しんでいたと思います。

ヘッドホンオーディオとピュアオーディオの壁

現在もそうですが、ヘッドホンイヤホンとピュアオーディオの間にはかなり大きな溝、いや”超えられない壁”が存在します。当時ヘッドホンで音楽を楽しんでいた自分としても、スピーカーをメインとして高級オーディオを嗜んでいる人たちは良くも悪くも同じオーディオ趣味の人とはみていなかったです。それは802Dを見ては、超高級電源ケーブルの存在を知って、大笑いしているレベルです。そのときの認識では、オーディオというのものは、つないだら音が出るだけのもので、アンプになぜインシュレーター?オーディオ用に電源コンセント?なにそれ全部オカルト怖い?と思っていました。加えてヘッドホンオーディオをやっている自分が、ピュアオーディオの領域に入り込むのは、なんだかハードルがものすごい高く、強烈な違和感というか拒否感があったのを覚えています。今思えばこの違和感の全てはただの経験、知識不足だったかもしれません。

そんな若者向けのPCガジェットの延長だったヘッドホンの世界も、ハイエンド化の波が押し寄せてきます。ヘッドホンにしてもポータブルにしても年を追うごとにモデルチェンジするごとに、スペックや性能を追求し、高額化していきました。老舗大手のゼンハイザーのヘッドホンもSTAXのヘッドホンも、自分が高級ヘッドホンを始めたあの頃だったら普通にヨドバシカメラで実物が見られたのが、ものの数年で、地方ではどうやっても展示できないような高額商品ばかりになりました。ネット上のマニア同士の交流もメインストリートがブログからTwitterへと遷り、地方からヘッドホンの情報を拾う術がだんだんと少なくなっていくのを肌で感じました。この頃になるとメーカー数も膨大に増えてきて雑誌やニュースサイトを見たくらいではヘッドホン製品の全容を見ることはできないくらいのカオスでした。
それと同じくして、私が最後に触れた高級ヘッドホンはFOSTEXのTH900ですが、もうこの時点でヘッドホンへの関心が大分薄れていました。ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くのは、なんだか疲れるし苦しいと気づき始めたと同時に、ピュアオーディオの魅力に気づき始めたのです。StereoSoundやネットでしか見ることがなかったハイエンドオーディオ製品を実店舗で触れる機会も多くなり、あのとき笑っていたB&WのB&Wの800Seriesを実際に店で聴いて、さらには本当に買うまでになっていました。雰囲気的に今でも、ヘッドホン界はピュアオーディオ界を意味不明でぼったくりだと冷ややかな目で見て、逆にピュア界はヘッドホン界を見下し、双方にかなりの距離感が感じられます。

謎のガレージメーカーに席巻されたヘッドホン界

なにより、急速に膨らんだヘッドホンバブルの影響で、各老舗オーディオメーカーがこぞってハイエンドヘッドホンやDAPの開発に取りかかり、爆発的な新製品開発ラッシュが起き、一気に新しいオーディオ製品が出現しました。そんな強烈な勢いがあった高級ヘッドホンブームですが、実力を伴う機材のアップデートの時期はすぐに過ぎ去り、数を増やして強大化するだけの実質値上げするだけの本物のバブルオーディオ製品が出始めるまでそう時間はかからず、メーカー同士でオーディオ値上げ合戦が始まります。安いオーディオ製品はオタクに見向きもされず受けない、市場も高級品を求め続けた完全なヘッドホンバブルの到来です。ヘッドホンブーム中期からは振興メーカーが非常に多くなります。国内外のガレージーメーカーがこぞって新商品を出してきました。
この頃になると、少し前までヘッドホン趣味をやっていた自分でも知らないうちに、ヘッドホンマニアが求める製品の多くが、初めて名前を聞くようなガレージメーカーであふれていたのです。既存のピュアオーディオを冷ややかな目でみて距離を置くヘッドホンマニアは、なぜだか正体不明でぽっと出の振興オーディオメーカーに躍起になっているのが非常に不思議でした。2010年代後期のイヤホン、ヘッドホンのオーディオは本当にほとんどの製品が名前すら知らないどころか、存在すら初めてきくメーカーばかりになっていました。値段が爆上がりしたヘッドホンオーディオでは、プレイヤーや電源アクセサリーなど従来のピュアオーディオメーカーの製品がメインボリュームゾーンになってもおかしくないくらいには、値段が上がっていたと感じます。それでも、ヘッドホン界隈で聴く有名メーカーはヘッドホンに力を入れているLuxmanかCHORD製品くらいでした。中にはEsoteric製品に目をつけるヘッドホンマニアもいましたが、Esoteric製品はまだ高すぎるのかヘッドホン界ではなぜかマイナーな存在という不思議な状況が生まれるのでした。この頃ではTwitterでたまにポタ勢の写真が出てきても、高級メーカー品なのかアリエクスプレスの激安品なのかすらわかりません。おそらくTwitterでしっかり写真を撮って上げる位なので高いのだろうと思いますが、興味がわく以上に正体があまりにも不明すぎて、スルーしがちです。オーディオを始めた当初意味不明で馬鹿にしていたピュアオーディオ製品を見たいた自分が今度は逆に、意味不明な超高級ヘッドホンイヤホンに拒絶し始めたのです。

ピュアオーディオとは全く違う文化を形成したヘッドホン界とそれを受け入れたヘッドホンユーザー

普通の製品しか出せず真っ当なアップデートに苦しむ老舗メーカーと、規格外で何でも作れる新興メーカーというように、高級ヘッドホンオーディオを二つに分類したとき、より高額でオタクへ訴求力がある製品が作れるのはどうしても新興メーカーであると思います。非常にマニアックな製品で従来のヘッドホンの市場では考えられなかったよな高額なでニッチな商品群です。そうなると、高すぎるマイナー製品はは地方にはやってきません。まずヘッドホン祭のブースでしか見られない製品も、あるのかもしれません。何にしてもeイヤホンやフジヤエービックなどの専門店でなければ、これほどまでのマイナー高額製品は取り扱えません。しかし、地方にはヘッドホン専門の店なんてものは存在せずあったとしてもヨドバシカメラです。これまでヘッドホン祭りもポタフェスも残念ながら一度も行くことなくヘッドホンの熱が冷めてしまった私ですが、初期のヘッドホンブームの頃は近くのヨドバシカメラで実機に触れることができましたし、何より実物を見ずともネットにたくさんのレビューや写真などの情報がいくらでもありました。マニア同士での交流の場も盛んだったので質問すれば適当な答えがいつも返ってきました。なにより製品の価格帯が高校生のバイトでも購入できるくらいにはハードルが低かったです。それがしばらくすると、信じられないくらいの量の新製品と、マイナー化、高額化、ネットオタクコミュニティの崩壊によって、高級ヘッドホンオーディオは非常にローカルな趣味へと変化していったと思います。高級ヘッドホン趣味は都会限定のオーディオに変貌しました。
未だに、ヘッドホンマニアがなぜ従来のピュアオーディオメーカーを避け、新興メーカーばかりに目をやるのか不思議でなりません。ひとつの説として、ヘッドホン界最大手のフジヤエービックが日本の大手オーディオ代理店と契約を結べなかったのではないかと推察します。ピュアオーディオの販売側もヘッドホンを下に見ている雰囲気も感じますし、奥手でフットワークの鈍いオーディオ代理店にフジヤエービックへ営業を行くというのが考えにくいです。そんな中、若い人たちの新しいオーディオに寛容だったLuxmanやCHORDといった製品だけがヘッドホンユーザーに一目を置かれたのかもしれません。ユーザーだけでなく業界全体が、ピュアオーディオとヘッドホンオーディオは双方に拒絶し合い距離を保っていた思います。

据え置きヘッドホンという文化を創った東京という街

ガパゴス化しつつも若者に受け入れられた高級ヘッドホンオーディオですが、なによりも、東京をはじめとする都会の生活と親和性が高かったように思います。ピュアオーディオと違い若い層が多いヘッドホン界隈では、やはりコンパクトに手軽に楽しむことが求められています。住宅環境や家族構成など都会特有の環境が、スピーカーでのオーディオを遠ざけいます。マンション暮らしが当たり前の都会では、音楽はヘッドホンで楽しみ、もはやスピーカーで音楽を楽しむのはおかしいとすら感じます。都会でハイエンドスピーカーで音楽を楽しむのは物好きか富裕層だけです。自分の好きな曲を自分の好きな音量で誰にも邪魔されずに聴ける、そんな心理的開放感が得られるヘッドホンの方がずっと都会らしいオーディオであるといえます。そして都会特有のイベントのやりやすさ、実店舗での視聴ができ、リアルの仲間と小さく一緒に楽しめる手頃な趣味として、都会に受け入れられた趣味といえましょう。都会に住む若者には、ピュアオーディオとは一切干渉しないガレージメーカーは若さ故に受け入れやすく、それがまた新しいヘッドホンマニアのアイデンティティになったように感じます。オタクの多くは他人と同じものを使うことを嫌う人が一定数存在します。若さがそんな感情も後押ししているような気がします。こうして、都会のオーディオ趣味はポータブルやヘッドホン、高齢者が多く一軒家に住む地方ではスピーカーで聴きたい人は従来通りのピュアオーディオをする。とかなりしっかりと棲み分けがなされているように感じます。そもそもピュアオーディオは地方でも虫の息でその存在が日本から消える日は近いようですが。

世間でHD650がまだオカルトぼったくり製品なんて言われていた頃から15年以上が経ちました。その頃のヘッドホンマニアは世間から見てもあまりにも根暗今で言うと陰キャであり、オタクの中のオタクでした。当時からヘッドホンに選ばれた人だけが高級ヘッドホンという趣味にはまる知る人ぞ知る超マニアックな世界だったと思います。一時期の高級ヘッドホンブームを経て、大量のライト層を迎え一般的な趣味として認識されそうな雰囲気もあったヘッドホン趣味。東京という都市で若者とともに独自の進化を遂げ新しい文化を形成しました。令和の今、据え置きヘッドホンでは、機材の激しい高額化とニッチメーカーの著しい成長により、それはまさしく、従来のピュアオーディオとは全く違うオーディオスタイルで過去に類を見ないガラパゴス状態です。今現在、新しいオーディオでありつつも、ライト層や一見さんを決して寄せ付けないような珍妙な奇天烈なオーディオメーカーがヘッドホンの世界では主流になっています。従来のピュアオーディオの人たちどころか、今まで普通にヘッドホンを欲していた層までもが受け付けないレベルまでに業界が閉塞しているのを感じます。とても高級そうなヘッドホンを見ると本当に「何これ…?値段いくらくらいだろう…?どこの国だろう??見当もつかない…。」の世界です。ヘッドホンを楽しみつつ高級電源ケーブルを見ていたあの頃と立場が完全に逆転しました。そんな今の据え置きヘッドホン界隈はもう新規を誰も寄せ付けない、極めて一部のヘッドホンマニアにしかわかり得ない、超ディープで超狭小のヘッドホンブーム以前の世界へと舞い戻っていったようです。しかしそれは、ただ本来あるべきヘッドホンオーディオの世界でしかないように感じます。

ヘッドホンオーディオに選ばれた人たち

そもそも高級ヘッドホンやイヤホンで音楽を楽しむという行為自体が、ピュアオーディオ以上に人を選ぶような気がします。椅子に座ってケーブルにつながれてヘッドホンをはめて姿勢を維持して音楽を聴く。ヘッドホン特有の音というのは普段耳にするステレオではなく疑似ステレオであり、本当は違和感があります。ほかにも家族と同居していると、音漏れが案外うるさかったり、耳に何か当てているという状況が、コミュニケーションを阻害し家族に亀裂をもたらす…、手軽でありつつも実は問題は多いように思います。それでもピュアオーディオと比べたらずっとハードルが低く価格も一桁二桁安く、場所もたいしてとらず、ご近所迷惑にもならずに、都会の人が多すぎるが故の唯一の心の孤独が味わえる安らぎ。そんな都会的なオーディオがヘッドホン趣味なのかもしれません。そういう状況に合致できる人は実はそんなに多くはなく、現状を見ても据え置きヘッドホンを今もなお現役で楽しんでいる人たちはごく僅かになってしまいました。HD650やK701が飛ぶように売れた時代にヘッドホンにはまった人たちはきっと、そのとき買ったヘッドホンを今も使っているか、普通にワイヤレスヘッドホンで音楽を楽しんでいると思います。偏見だけで言うなら、ピュアオーディオはお年寄りと変人。据え置きヘッドホンは都会の若者と根暗オタク、ポタは若干のウェイ勢とイキリガジェットオタクそんな印象です。いずれにしたって明るい未来はなさそうなオーディオ業界なのでした。ポタ界隈はアップルのおかげでライト層が3万円のイヤホンを躊躇なく使うようになりましたが、さてそこから”オーディオ趣味”に発展するのかは大変に疑問です。

というわけで、たった10年で独自の発展を遂げディープになりすぎたヘッドホンの世界と、ヘッドホンにしてもピュアオーディオにしてもオーディオをやるのは人を選び案外難しいのでは?というお話でした。ヘッドホンブームにのってヘッドホンやDACを買ったあなたはいまどんなオーディオを楽しんでいますか?やめましたか?。私は現在、ヘッドホンは動画編集用のK701と外出用のW1000XM3でずっと満足しています。W1000XM3に関して音楽を聴くよりもノイズキャンセルのために使っている感じで、K701も動画の音をチェックするためにで音楽を聴くことはありません。ずっと前に買ったHD800は今もなお持っていますがずっとほこりをかぶったまま放置されているのでした。結局ヘッドホンで音楽聴くのってなんだか息苦しくて自分には続きませんでした。本音を言うと、装着の壁さえ越えられればヘッドホンで聴くのが一番いいと今も思っています。自由に音楽を聴くのなら、オーディオルームを作ってスピーカーで音楽を楽しむのがベストなようで、その全てが時代に沿わないなと感じます。ヘッドホンからオーディオがスタートしたせいもあるのでしょうが、ヘッドホンで音楽を聴くことがある意味で自然であるようなそんな雰囲気を感じるときがあります。

おわり。