オーディオをやる上で、耳以上に大切なモノはありません。
しかしながらこの頃耳の調子がすぐれずなんとなく耳がおかしい日が多かったりします。
耳鼻科へ行くと細い内視鏡で鼓膜の様子を見る機会があるのですけど、あれ家でも出来たら良いなと思いしばらく前に内視鏡を買ってみたのですけど、一応それっぽくは見られるものの、LEDの先っぽが熱すぎて耳が辛かったり画質が悪すぎな上にピントの合う範囲が余りに狭いなど散々なモノでした。
先日のAmazonタイムセール祭で耳かきスコープが思いの外安かったので衝動買いしました。
しかしこれがなかなかの優れものだったので急いでレビュー記事をこうして書き始めました。
耳の中をじっくりと自分で観察したり、耳の中をカメラで撮影しながらの耳かきは誰もが一度はちょっとだけあこがれたことがあるはずです。
Amazonで、イヤースコープなどと検索してみるとバラエティに富んだ製品が出てきます。最近増えてきた中華製品がほとんどですが値段は非常に安いものから数万円する本格的なモノから…
Amazonのレビューを見ると写真と一緒にレビューしている方が沢山いらっしゃる製品を買えばまあまあ当たりが引けると思います。また実際のキャプチャー画像はほぼ製品の品質そのものですので大変参考になります。
1.5mほどのやや太めのケーブルにカメラが内蔵された耳かき棒
先端の直径は5.5mm
接続は、USB/microUSB/USB3.0
Windows10 Androidに対応とありますが、USBで接続すればMacでも認識しました。
Macでの接続方法は、QuickTimeを立ち上げて、ファイル>新規ムービー収録を選択してから、中央の下の録画ボタンからカメラUSBを選択するだけです。
余計なアプリをインストールしたり、難しい設定は一切ありません。ほぼ繋いだらそのまま使えます。
先端のカメラにはさらにアタッチメントとしてヘラ上の耳かきが付けられ、そのまま見ながら耳かきが出来ます。
ただアタッチメントを取り付けるとどうしても直径が太くなって耳に入りづらくなるので奥の奥までは入りづらくなります。
■画質
画素数:100万画素
解像度:640*480
焦点距離:1.5cm
F値:2.8
カメラセンサー:CMOS
撮影倍率:10倍
この手の小型カメラのちらつきや色の暗転などはなく、非常によく見えます。ノイズ感もあまり感じられず十分に使用に耐えそうです。
たまに、AE調整が間に合わず真っ暗になりますが少し待てばちゃんと映りります。
耳かきのヘラの先端でピッタリと焦点が合いました。画角も狭すぎず十分に見えます。これは使いやすい。
耳に入れるカメラなので当然防水です。使う度にちゃんと洗えます。
上の画像を見て分かるとおり、先端の角が直角なのでそこだけはRにして丸めて欲しかった。
それでは耳の中を見てみましょう!
恐る恐る耳の中へ慎重に差し込むと鼓膜がしっかりと確認できました。
こうして、自分の鼓膜をまじまじと見ているだけで面白いです。
あと思っていたより耳の奥は綺麗でした。
ここからは耳垢の映像がガッツリ映っていますので閲覧屋やや注意です!!
実際に耳かきスコープを使って普通の綿棒や耳かきでは取り出すことが難しい耳垢を取り出す様子をご覧ください。
逆の耳も見ていきます。左耳なので右手が使えず入れづらいです。
それと入り口付近は思っている以上に耳毛と耳垢が付いています。
スコープを奥へと突っ込んでいくと、鼓膜の5mmほど手前に綿棒で押し込んでしまったであろう大きな耳垢の塊を発見しました。
付属のヘラを使って掻き出そうとしますがべっとりくっついているのとあまりに奥の方なのですこしでもヘラが当たると痛みが結構あり自分で操作していてもなかなか耳垢を捕まえることが出来ません。
何度か諦めてこれは、耳鼻科で取って貰おうと思いましたが、やっぱり一度あの大きさの耳垢が左耳にあることに気がついた途端気になって仕方ありません。
意を決して横になってゆっくりと取りに行きます。
小型カメラは上下方向や距離感が分からなくなり操作を間違えて簡単に外耳を傷つけかねません。非常にスリリングです。
また、ケーブルが思いの外重く太くちょっと繊細な操作が難しいです。
画面の中での左がわは手で言うところのどちら方向なのかしっかりと考えながらゆっくりと耳垢へ近づいていきました。
若干の痛みに耐えながらようやく根元をキャッチ!
慎重に引っ張り出します。
■耳かきスコープを使ってみた感想
まず始めに言いたいのは、”ちゃんと使える!”
これは自分の中ではすこしショックでした。この値段そして中華製。
製品自体のデザインもさることながら性能はもう自分の耳を観察するには十分な画質です。欲を言えばもうすこしカメラの先端を小さくして欲しいですが、ちゃんと使えるサイズです。
自分の耳を見られるという優越感!
自分の耳の中を動画で確認できる。これはオーディオマニアでなくても面白いだろうし、いろいろと安心できる。
これを機に耳鼻科へ行って耳を綺麗にして貰ったり、問題なく耳掃除が出来ていることを確認できればそれで十分役に立っていると思います。
マイクロスコープという危険性は少しある。
ずっと耳の中に棒を突っ込んでいたら、耳穴が結構痛くなりました。映像では血が出たりしたわけではありませんが、耳というかなり敏感な場所だけにちょっとの刺激で耳がジンジンします。
加えて、無理に奥の耳垢を取ろうとして耳を痛める可能性も無視できません。
もし自分で見ながら耳かきしたいということならば、耳の入り口から小指の爪程度の距離までに留めておくべきです。それ以上奥は耳鼻科医に任せたほうが安心でしょう。
コツは必要。
カメラの操作や外耳の形などがよく分かっていない素人はちょっと注意がいると思う。
耳かき型カメラなんてものを使い慣れている人はおそらく耳鼻科医くらいです。最初は本当に見るだけにしたほうがいい!奥の耳垢が取りたくなったら真剣に耳鼻科へ行くことをオススメしたいです。
あと、皮膚が弱い人とか子供などは使用しちゃ駄目かもしれません。ちょっとした操作ミスでとっても痛い思いするよ!
加えて、結局耳垢取りたくなるので、耳かきセットは用意した方が良いかも。
粘着綿棒や細いピンセットなどがあるといいかもです。
それでも、耳かきカメラはとっても楽しい!
オーディオマニアなら自分の鼓膜の状態をたまにチェックしたくなりますからね!
今回タイムセールで衝動買いしたことにより中華の2千円程度で買えるイヤースコープが十分に使えることが分かりました。
少し興味があるなら買ってみて損はないはずです。
たった数年であまりの進化にビックリしました。
そして、耳の中を見てさらにビックリしたのでした。
おわり。
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