加湿器フィルターの取れない不快な臭いを一撃で解消する方法

3月になりました。季節はずいぶんと春めいてきて分厚いコートもそろそろ仕舞おうかとそんな気分です。
大分暖かくなったもののまだ夜は凍るように寒く昼でも日陰は風が冷たいです。

うちでは4月中旬まで加湿器を使って部屋の湿度を調整していますが、困るのが加湿器の嫌な臭い。
基本的には、タンクと受け皿の水を寝る前に捨てて朝に綺麗な水を入れると言うことを毎日繰り返さないといけないわけですが、それでも日に日に加湿器フィルターや受け皿にあのぬるぬるのピンク色のカビや鼻にくる酸っぱいような腐敗臭が部屋を漂い始めます。

加湿機能付き空気清浄機なのに運転するとかえって空気を汚しているそんな状態では本末転倒。

DAIKINの加湿器では説明書に、
上に書いたように水は毎日入れ換える
月一でトレーの水垢を歯ブラシや柔らかい布で綺麗にする
クエン酸を入れた水でつけ置き洗いをする
とありますが、ぶっちゃけ毎回やるのは面倒しかもクエン酸や中性洗剤では臭いが取り切れない…

DAIKINの説明では、集塵フィルターや加湿フィルターは1年に6ヶ月毎日8時間稼働させて、10年持つとあります。
へー10年も持つんだと思ったあたなちょっと待ってください。その10年の運転時間は、1万4400時間。つまり寿命は14400時間です。
うちの場合では冬から春にかけ5ヶ月間毎日朝の8時から0時まで一日16時間加湿運転するので計算上、加湿フィルターの寿命は約6年です。2016年の10月に買っているので、今使っている加湿器はもうすぐ折り返し地点のようです。

フィルターの寿命ってメーカーの表記よりずっと短いことが分かりました。

タンクや受け皿は毎日水を入れ換えているしワンシーズンに一度はクエン酸で臭い取りをしている。にもかかわらず、しばらくすると加湿器から異臭がしてくる…

気化式の空気清浄機にしてからこのいやな臭いにずっと悩まされてきました。
加湿フィルターがしっとりと濡れて加湿中はまあ臭いはそこまでしないんです、ただ加湿が一時的に止まったり給水タンクの中身が空になったりして、フィルターが生乾きになって、空気清浄しようとそこに風をあててしまうともう、悪臭。あの超不快な臭いが部屋に舞います。
原因はあの洗濯物の部屋干しと同じ、細菌とバクテリアです。カビなんかも含まれているかも知れません。

加湿フィルターはワンシーズンずーーっと濡れたままです。そのために数ヶ月後には雑菌の温床になっています。
一昨年ではレジオネラ菌の繁殖によって死亡事故も起きています。

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レジオネラ菌、加湿器で集団感染か　使う際の注意点とは？ | ハフポスト

クエン酸で取れない嫌な臭いも、雑菌もカビも
薬品や洗剤を使うことなく、家にあるモノだけを使って簡単にとる方法をご紹介します。

その方法とはずばり！

「加湿フィルターを煮る」
いわゆる煮沸消毒という古来から行われてきた除菌方法です。

カビや細菌、ウィルスと言った生物は60度以上の環境では生きることが出来ません。
つまりは、60度以上にしてしまえばあらゆるカビや細菌が死滅します。
DAIKINの説明書には40度以上のお湯につけるなと注意書きがありますが、ここは新しいフィルターを用意して買い替えるつもりで、臭くなったフィルターを煮ましょう。
あのノロウィルスも85度90秒以上の加熱で死滅します。

ポントはタンパク質が凝固する60度前後を保ちフィルターが変形する手前の温度で2分以上加熱すること。
ためしてガッテンではカビの場合は50度のお湯で90秒とあります。

カビ退治！ついに終結宣言 – NHK ガッテン！

【コツ①　カビを根こそぎ退治！】　５０℃のお湯を９０秒間かける
まずは、浴室に生えたカビを根こそぎ退治しましょう。ゴムパッキンや、タイルの目地に深く入り込んでしまったカビは、奥まで熱を伝える必要があります。実験の結果、「５０度のお湯を９０秒間かける」ことで、表面から１ミリ深くまで、５０℃に達することが分かりました。奥まで入り込んだカビも、ほとんどは表面から１ミリ以内にいるので、これでほとんど死滅させることができます。