前回の記事の続きです。
■前回のあらすじ
→部屋の雰囲気を激手に変える「ライティングレール照明」オーディオに適した灯り 前編
通常のシーリングライトからライティングレール照明へ切り替えたはいいものの
思いがけない欠点や落とし穴に嵌まりして四苦八苦…
■今回の話
- 基本的なコスト対策
- ブラケットランプの音質影響について
- 結局何を使えば良いのか?
- 分かったライティングレールの弱点…
1.基本的なコスト対策
ハロゲン球をLED電球に置き換えれるだけの簡単な作業ですが
LEDといっても現在種類が多く地雷製品も多数存在しています。
LED照明の寿命は通常の白熱球の10倍はもつというのが常識ですが
中にはすぐに駄目になる欠陥品が多く市場に出回っています。
そこで注目したのがPanasonicやTOSHIBAといった国産の照明。
中華製と比べると値段が高く避けがちですが
やはり作りも、アフターサービスもしっかりしているため
トータルで見たら圧倒的に安心だと思います。
ただ、東芝製のラインナップにハロゲン球型LEDライトはあるのですが
いまいち今の部屋にフィットするような製品が無かったため
E17のミニクラプトン球とそれ用のブラケットを買ってみました。
東芝(TOSHIBA) LEDスポットライト (ランプ別売り) LEDS88007R
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東芝 LED電球 ミニクリプトン形 広配光タイプ 電球色40W形相当 LDA5L-G-E17/S/40W LDA5L-G-E17/S/40W
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※調光器対応LEDと非対応があります。調光器対応モデルは値段が倍です。
LED電球とブラケット、一セットで4千円とやや高い。
10個つけると4万円…
ただしこのクリプトン球は、低発熱でとても明るくほわっと光が広がります。
どちらも40W相当ですが明らかにミニクラプトン球が明るい E17なのでいままでのソケットを流用出来た。 |
傘の直径が大きく、クラプトン球は光を絞るレンズが付いていないため光は大きく広がる。 これからいままで10個必要だったスポットライトも6つ程度で済みそうだ。 |
2.ブラケットによる音質影響
東芝のブラケット、LEDS88007Rを二つだけお試しでつけてみました。
L側のライト。R側にも同じようにつけた。 |
この東芝のブラケットはラインナップの中でも小サイズを選んだのだけど
どうにも大きい。そして筒部分は金属製で叩くとかなり響く。
それが大きく影響したのかスピーカーから音を出すと
このブラケットの音が盛大に乗る。
つけて1週間経たずして、オーディオ部屋にはそぐわないと分かった。
それから光が広がりすぎて陰影がうまく作られず部屋の雰囲気もずいぶん変わってしまった。
よく言えば明るくて良いのだけど明るすぎるように感じる。
筒に覆われてはいるけれど照明が目に入るとまぶしい。
これも買う前から考えてLEDライトを囲うようなブラケットを選んだのだけど
どうにもまぶしさの軽減にはつながらなかった。
どうやらスピーカー近くのブラケットは
出来るだけシンプルに筒の無いタイプである必要があると思う。
この二つの東芝セットは寝室へと左遷された。
3.結局何を使えば良いのか?
結局レール照明にしたときに一番最初にかったELPAに戻った Amazonで5個一気に注文 |
ELPA ライティングバー用スポットライト ハロゲン球 50W型 E11 シルバー LRS-GH40B(SL)
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ELPAのGH40B(SL)はハロゲン球とセットで2100円。 金属部分は肉厚で叩いてもあまり響かない。 |
断続的に壊れていくE17の中華LEDを取り替えていったら 全く統一感が無くなってしまった。光もまばらだ。 |
思い切って一気に入れ替えた。左から二つ目を除いてハロゲン球だ。 |
やはりハロゲン球が一番良いのでは無いだろうか?
ハロゲン球とLEDの違い
1.ハロゲン球はジージー鳴かない
LED電球はたまに鳴く
2.ハロゲンは光の広がり方が自然
LED電球はハロゲンと違い点光源なのでメーカーそれぞれレンズをつかって
なんとか光を広げたり抑えたりしている。
すなわち、メーカーによって光の表情がかなりちがう。
3.色の統一
LED電球は色を作っているため個体差で同じ製品でも色が若干違うことがある。
下のL800Lは2つ買ってみたが色味が揃わず、すぐ却下となった。
ELPA ライティングバー用スポットライト ハロゲン型LED電球 E11 電球色 LRS-L800L
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4.ハロゲン特有の後ろにも漏れる光
ハロゲン球は半ドーム状の形をしているけれど
直進方向だけでなく後ろ側も半透明になっていて赤い光が漏れ
天井バウンスのようにぼんやりと光を拡散する。
これがLED電球との一番の違いに思う。
局所的にだけ光を照らすLEDとちがい部屋に暖かみが出る。
しかし、
ハロゲンの爆熱はどうも夏場つかいたくない
ちょうど来年の夏にはすべてのハロゲン球が寿命を迎えていると思われるので
それまで代替できるLED電球を探さなければならない。
■分かったライティングレールの弱点…
普通のシーリングライトとの大きな違いは
電球を4~10個と沢山使う点にあります。
そしてそれぞれブラケットとLED電球のセットが必要です。
まとめて買ったLEDやブラケットに不足があると全取っ替えになり非常にコストがかかる。
LED電球の問題さえクリアしてしまえば照明として最高だと思うのですけど、
マイナーなだけに大手メーカーよりも中華製品の方が繁盛しています。
思っている以上に導入のハードルは高いかなと思いました。
生活必需品だけあって種類が異様に多いので沼に嵌まらないようにとおもっても嵌まってしまい
照明は拘り出すと地味に大変でした。
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