アンクミニを2台導入して、天井壁掛け用の5を天井へ取り付けてみた。

日本音響エンジニアリング アンクⅢ&Ⅴ導入 10万の価値はあるのか?

■アンク5の取り付け

ステンレス製の取り付け金具

ステンレスの木ねじ

テープで仮止め、位置は天井ギリギリ。天井と壁の境界に巡縁がなく見切りに空間が空いてるタイプ。

下地は間違いなく梁が入っているので石膏ボード用アンカー無しでそのままうちこむ

日本音響エンジニアリング

取り付け金具がしっかりと固定されていることを確認してそーっとアンク5を壁に掛ける。
アンク5は2.6kgとそこそこの重量がある。アンク3は2.5kgと同じ本数同じ太さの棒が並んでいるのに、5の方が重く作られている。
通常アンク5はスピーカー側へ付けるのメーカー推奨だけど、今回はリスニングポントの真上に付けてみた。
あまり目立たせたくなかったのと、スピーカー側の壁が足りずはみ出てしまって不格好なので見た目重視での取り付けだ。

アンク5を壁掛けしたことにより、スピーカー周りがすこしスッキリした。やはり一番見るスピーカーの周りは出来るだけ物を置きたくない。
サンセベリアの位置と角度を調整して、アンク3もすこしだけ前へ出した。

■アンク5の音

いつものようにGIYAでチェックディスクを順序よくかけていくと、凄まじい変わりように目を疑った。
音像の定位が素晴らしく良い。GIYAを導入してからは、アッコルドとの共生と音像定位の精密さに拘り続けてきたけれど、これまで最も定位が改善しているのが分かる。
元々、ソネックスの吸音材をあちこち置いて、リスニングポイントのチェア後方を吸音してやるのが最も良くなることがわかったけれど、リスニングポント頭上となってそれは変わりないようで、その変わり様は反則級である。
一番の驚きは、アンク5を床に置いていた場合と壁に吊っている場合では圧倒的に壁にかけていた方が良くなっている。床に置いたままでは仕事をしていないようだ。
日本音響エンジニアリングのアンクとシルヴァンシリーズには、壁用床用天井用と用途別に様々な形状が用意されているが、それはやはりそれぞれ設計が緻密にされているようでアンク5だったら床ではなく天井もしくは壁に沿わせるのが最も良い効果が出る。もっともこれは当たり前なことではではあるけれど、アンクは変な使い方をせず説明書通りが最も良いパフォーマンスを出せるようだ。

部屋の一辺にアンクを取り付けただけでこの変わりようにはかなり驚いた。
異様に高いその値段なりのパフォーマンスは十分に感じられた。部屋に余裕があるならシルヴァンやアンク1を導入することは時間の問題かも知れない。
なにより、アンク5をリスニング側の壁に取り付けるのはそんなに難易度が高くない。リビングの景観はそんなに変わらないし、スペース的にも小さいので圧迫感もない。天井なのでうっかり子供がおもちゃにしてしまうこともないのが安心だ。
またミニアンクシリーズは別売りで専用金具をいくらでも取り寄せられるので、調整や模様替えもそんなに億劫ではないはず。ミニアンクは3と5があるけれど、3を壁掛けしているユーザーは少ない。
もしかしたら、3もツイーターやスコーカーの高さで壁掛けすると本領発揮するかも知れない。3と5はアンク”ミニ”なのでウーハーから出る低域の制御は難しい。(棒の太さが足りない)なので、床に置いているようなら壁かけを検討した方が良いかもしれない。そこまで重くないので賃貸でも石膏ボード用フックを買ってきてたこ糸で吊すことも出来ると思う。
3と5なら、3の方が万能に使えるようで、メーカーによると、ラックの上やテレビの前、壁と好きな場所に設置できる。

■おまけ

ヴァイオハザードRE2が発売してYoutubeでゲーム実況が盛り上がっている中、アンク5を取り付けた翌日、ソファーでいつもの昼寝から起き、天井をちらっと見ると、部屋にタイラントが居る!!ちょっとビックリした。
天井付近にごちゃごちゃした何かが設置してあるのはやっぱり若干ストレスかも知れない。おそらく1週間程度で慣れると思う。
それでもアンクもっと欲しいと思ったのでした。

まとめ!
アンクミニはちょうど良い高さ場所の見極めが大事!
アンク5は天井が最適!アンク3は自由に置けて便利だけど、壁掛けも検討すべし!

おわり。

 

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