まずはじめに、
Youtubeは今最も熱く盛り上がっており稼げるプラットフォームなのは間違いありません。
しかしそれは、弱小ブロガーがYoutubeで活動しても同じ事が言えるのでしょうか?
実際にYoutube活動を1年以上にわたって続けて、チャンネルの収益化にも成功した私の実経験を全て話します。
特に、私のような社会的弱者がYoutubeを始めることのリスクと問題点についてまとめます。
①Blogで儲けられない人はYoutubeへいった所で結局成功しない
今からはじめてYoutubeで簡単に成功できる人というのは、もうすでに知名度がある人や何かしらの特技や技能を持っている人。Blogで一定の知名度があってそのままYoutubeで活躍できる。病院で働いてて特定の疾患に関してとても詳しいとかプラグラミングが得意で人に教えられるなど、Youtubeで生かせる知識や経験は様々です。
しかしこの条件は結局ブログでも同じ事が言え、ブログで他人に見向きされなかったのにYoutubeで見て貰えるでしょうか?
Youtubeでの競争率は毎年毎日、激しくなっていっています。これは芸能人やスポーツ選手など沢山の人が参入した2019年の様子を見ればなんとなくでも察せると思います。
普通の人がやると思っているジャンルはもうすでに誰かがやっており、Youtubeという狭いプラットフォームでパイの取り合いが起きています。加えてYoutubeの視聴者の増加は2016年頃から緩やかになっており今後、2014年のような爆発的なバブルは来ないものと予想されます。
競争は今後どんどん激化し、ブログでのAdSense以上に熾烈な争いになると思われます。
ブログで必要なスキルとYoutubeで必要なスキルは少し被っています。動画のタイトルやタグ、概要欄の書き方、そして台本や脚本を書くことなどです。しかしそれに加えて映像や音声の知識や動画編集スキルなどが必要になってきます。
ブログのテキスト作業ですら覚えられなかった人にこのYoutubeが使いこなせるでしょうか?
自分も今までAdSenseやブログ、SEOに関する情報教材だったりノウハウを買ったり探したりしてきましたが、ブログでの収益状況は年々縮小しています。
成功するのに必要なスキルや知識がYoutubeとブログではあまりにも量が違いすぎます。あえて言うならYoutubeで成功できる人はブログでも圧倒的な成果が上げられるでしょう。
②膨大な時間とお金をロスする可能性
まず大前提として今からYoutube始めて、成功するかしないか分かりません。その上で、近年のYoutube規約の変更による収益化停止や収益の減少が目立ってきました。せっかく収益化してもGoogleの匙加減で動画がYoutubeから消されたり、収益化ができなくなったりする可能性が大きいです。また安全なジャンルは随分前からすでにレッドオーシャンです。
①で書いたとおり、Youtubeで成功するには沢山の知識と、試行錯誤が必要で、加えて編集ソフトだったりカメラ撮影機材にも投資が必要です。
Youtubeはチャンネル登録者数1000人以上4000時間以上の再生時間がなければ収益化できなくなりましたが、それをクリアしても儲かると言えるほどのお金が貰えるかと言ったらNOです。うちのチャンネルは1500人の登録者と月間5万回の再生数がありますが、驚くほど収益は少ないです。1再生0.1円を切っています。現実は余りにも厳しいです。
収益化をクリアして動画をあげ続けても安定した収入になるかはわかりませんし、動画をあげるというあまりにも過酷な作業に悲鳴を上げて辞める日は近いでしょう。なにせ弱小Youtuberは世間で言われているほど儲けることができないのです。
もし専業でYoutuberをやるならばやはりチャンネル登録者数3~10万人は必要です。これでようやく年収が平均的なサラリーマンに届きます。(うちのチャンネルの収益から必要なチャンネル登録者数と再生数をざっくりと計算してみてた結果です。)
今の登録者数の増加ペースでやっていたら10年経っても届きません。
動画編集ソフトを買って、使い方を覚えて、カメラを買って、実際に撮影して、編集してうpしてとYoutubeの作業量は一人テレビ局と言われているほどに過酷です。
見やすくカッコイイ見て貰える動画を作ろうとしたら、照明、衣装、音声、脚本、撮影、編集、マーケティングと様々な仕事をこなさなくてはなりません。
しかも、Youtubeで結果が出るのは1年後か3年後か分かりません。
その数年の間にYoutubeの規約が変わったり、Youtubeを超えるライバルが出てきたら…恐ろしいです。
③1人でネットという広大な海の”孤独”と”悪意”に耐えられるのか?
やっとやっと動画を作りなんとか収益化にこぎ着けてYoutubeでの活動を続けていくとしましょう。
Youtubeで理想的な収益が発生するその間に、起きる恐ろしい2つのこととそれを乗り越える力があるのかどうかです。
まず、Youtube活動はこんなにも苦労するのに誰にも見て貰えませんしコメントも来ません。収益化を通ってもまだコメントはあまり来ませんしなにより時給換算したら駄菓子レベルになってしまい、動画作りがばかばかしくなるレベルです。
多くの人がぶつかる一つ目の壁は、やる気のモチベーションが保てないことです。
超大変な動画編集や撮影が趣味でもないと続けるのは非常に大きな労力が必要です。
実際問題、今現在100万人以上いる個人のYoutuberの多くが動画編集を外注へ出していたり逆に自分で全部やったりしています。彼らは動画編集を苦としていないことが多いようで。むしろクリエイターとして動画製作を楽しんでいます。
Youtube活動は孤独だけではありません。孤独を耐えた先に待ち受けるのは、ネットの悪意つまりは中傷です。
現在ネットは誰もが参加するもう一つの社会です。しかも現実世界よりも自由です。
Youtubeのコメント欄は酷いと言われますが、本当に酷いです。動画が伸びると出てくるのはひどい偏見と悪口です。
私はまだこのようなネット上での悪意をしっかりと知っていて対応もできると思っていました。
それが、先日Twitterでちょっとなにかあっただけでも熱が出て、食事がまともに取れなくなってしまいました。知らない誰かがあからさまにこちらを潰そうとしてくるのは、思っていたよりも身体にこたえるのです。これは個人差があると思いますが、これだけ大変な思いをしてネットで活動していてしかも儲かってすらいないのにそんな言われようでは動画続けるモチベーションが持ちません。
10万人を超えるYoutuberによれば悪口くらい慣れるとのことですが、慣れるまで活動が続けられるでしょうか?
本当に、サイコパスでもないとYoutubeで成功するのは無理なのではないかと思います。
加えて、社会経験に乏しい人やアスペルガーでは、炎上のリスクが余りにも高すぎます。
ネット上ではどんなことがきっかけで炎上するか分かりません。また炎上しないようにマネジメントする能力は社会人であってもまちまちです。
数多くのYoutubeが炎上していますが、はたして普通の人ではない障碍者レベルの体力の自分が炎上に耐えられるのかわかりきったことです。
余談ですが、私の場合ちょっとした炎上で体力的に即終了です。
現状日本社会では、盲目の人が駅で人とぶつかっても目が見えなかったのだから仕方ないと思われるでしょうけど、アスペルガーなどの発達障害の人が空気が読めなかった”常識”が分からなかったというのは非難の対象になります。私はこれを障碍者割引と呼んでいますが、いまの社会レベルでは発達障害に障碍者割引は適応されません。いくら手帳を持っていて認定されていたとしても何の意味がありません。
障碍者割引が発生するのは、古くからその存在が社会で認知されており、見てわかりやすい身体障害者やガンなどのわかりやすい病気だけです。精神障害や細微な障害についての理解は社会にありません。
一度炎上してしまったら最後とことん追い詰められるだけです。
Youtubeを始めるリスクまとめ
最後に、何事にもチャレンジしかしリスクはしっかりと把握してから始めるべきです、逆に言えば分かっていてやってればリスクは最小限になると思います。
とにかくYoutubeを続けていくことは、あまりにも多くの時間やお金、労力が必要になります。
趣味でやると割り切ってやるか、本当に始めるなら覚悟を決めて徹底的に研究してやるべきでしょう。
こうしてブログ活動を続けてきて100も来なかったコメントがYoutubeでは全世界から5倍10倍のコメントが来ます。そういうことを励みにやっても良いかもしれませんが…コメントの中身はお察しです。
逆に考えるとこんなにもハードルが高いからこそYoutubeは儲かるのだと思います。困難をくぐり抜けてきた精鋭になれるかなれないかそれがYoutuberです。
あなたはYoutuberになれそうですか?
私は、Youtubeよりもまだブログにも十分な可能性があると思うようになってきました。
なによりYoutubeで動画製作をやっていたらいつの間にか3千字くらいは軽く書けるようになったのです。
あれ?ブログの方が簡単そうじゃね?って思ってしまったのでした。
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