本日6月4日、令和に入って初めてのWWDCが行われ、予想されていたMacProのフルモデルチェンジが発表され発売日も決まった。
去年Mac miniが4年の沈黙からようやくアップデートされいち早く買ったわけだけど、今日のMacProの発表を見て安心した。
速報:新Mac Proは5999ドルから、秋登場。内部は公約通り拡張性重視に #WWDC19 – Engadget 日本版
まず現状のMacmini2018について
結論から言うと、以前と変わりない使い心地で強力なCPUやメモリで作業効率はかなり上がった。
Corei7、メモリ64GB、SSD1TBという盛りすぎているMacminiを買ってしまったけれど、結果的に満足感は高い。
有り余っていると思われているメモリだけど、parallelsでWindowsを動かしつつとiTunesやその他必要なメーラーなどを動かしていると常にメモリが32GBを超えていた。
ここにLightroomやPhotoshopを動じ稼働させたりするとメモリは最大で50GBほど使用する。もう少し節約することは可能なのだけど32GBではやや足りないことがあることが分かった。メモリは多ければ多いほど良い。
SSDを1TB積んだことに関してもまたかなりの余剰であるのだけど、とにかく早い、Lightroomの読み込みもハイレゾファイルのエンコードもCPUの性能と相まってMacmini2014とは比べられないくらい早い。
ただ容量的には512GBで十分過ぎる容量であると思う。
Macmini2018ではモバイル用からデスクトップ用CPUが積まれた。その為にLightroomの書き出し速度は驚くほど早くあらゆる場面でCPUのパワーを感じられる。
しかしやはり事前に予想していたとおり、とても熱くなるし、負荷をかけるとかなりの勢いでファンが回り出す。また常にギリギリ触れるくらいの温度を保っておりなかなかの爆熱である。表面温度はだいたい50度前後で内部温度は常に60度を超えている。
Macminiでは、ファンが新しく持続力やエアフロウが増えている。特盛りのMacmini2018ではかなりギリギリの排熱であり、これから30度オーバーの日が続くとなるとまた上部にラジエーターを載せる必要が出てくると思う。
重い処理を連続して行うならやはり外付けファンがまた必要になってくると思う。
それでも2014と比べたら何もかもがマシで熱によるフリーズやカクつきは起きていない。
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基本的にはかなり静音
エンコードやPhotoshopでの重い作業、Lightroomの書き出しなどを行わなければ基本的にファンはまわらないし、低速でまわっている分には全く気にならない騒音レベルだ。まずまわっているのかどうか分からないくらい静か。
排熱は凄まじく排熱孔周辺は明らかに熱くなる。ケーブル類が大きく被さるためにコネクタが異様に熱くなる。下駄を履かせて本体を机や床からすこし離してあげるとさらに静かに冷却効率が上がる。
USB-CとUSB3.0
Macmini2018では4つのUSB-Cが追加され2つのレガシーUSBが残された。その他にもマイクジャックやSDカードが省かれた。
この構成には概ね不便はないし、Appleもエンドユーザーの目線でよく考えて決めたような感じだ。
USB-Cは非常に安定していて速度や給電が十分なためにいくらでもハブで増設できる。DisplayPort、HDMIやSDカードスロットなどいくらでも増設できるし安定している。Macmini2014でずっと悩まされていたディスプレイにちらつきや反転現象など不具合はなくUSBCからのDisplayPortやHDMIは非常に使い勝手よろしいようだ。
ただ、レガシーポートのUSB3.0がやや不安定に感じる。USB2.0でUSB-DACへ出力をしているのだけど、しょっちゅう音飛びするようになってしまったし時々認識しない。DACの方へ電源を伝わって鬼のノイズが流れているような気がしている。?
加えて、USBCの影響か?Bluetoothが不安定な時があり、トラックパッドの接続がブチブチと切れる時がある。もしかしたら別の機器と混線している可能性もある。
Macminiへの直接的な不満ではないけれど、Macmini2018用のサードパーティ製品が思いの外勢いがなく思ったよな製品が出ていないのがすこし引っかかる。これはUSB-Cの普及とともに解消されていくと思うけれどすこし時間がかかりそうだ。
MacProの発表とMacminiというポジションの確立
あまりにもプロユースをなめすぎたゴミ箱Macから先祖返りを果たしたMacProであるが、その価格もまた先祖返りしたようでMacminiと一切の競合をしない価格帯へと移った。そもそもゴミ箱MacProが放置されすぎて値段が下がりすぎていたのだけど。
最大スペックはCPUXeon28コア、メモリ1.5TB価格は5999ドル(約65万円~)とスーパーコンピューターのようなスペックを持ち出してきた。
今のところ、超こだわった動画編集DTMや3Dレンダリングなどをやらない一般用途ならばMacminiの特盛りでもまだスペックには余裕があると思う。
現に、Macmini2018を特盛りにしても40万円(税抜き)なのだ。
まだその詳細は明らかになっていないところが多いけれど、新しいMacProのエアフローは大々的に見直されており写真を見る限り8cm?ファンが3発並んでいる。全ての冷却をこの3つのファンだけで行うという。つまりPSPCPUとGUPにはファンがない。また消費電力は最大1400ワットだという。これだけ見ると想像を遙かに超える爆熱マシンであることが予想できる。
ゴミ箱MacProの一つだけある利点としてその静音性があった。あの円筒形の箱をうまく使ったエアフローによりどんなに重い作業をさせてもどんなPCよりも静かだった。
新しいMacProの最低価格は5999ドル。CPUは8コア、メモリ32GB、SSD256GB。拡張性が高いとは言えやはりMacminiよりも少しばかり割高に感じる。同じような構成でMacminiなら20万円だ。
今回のMacProはゴミ箱でできなかったグラフィックなどの拡張性が売りであるのでいくらでも調整はできそうな感じがするけれど、どう考えてもMacminiのほうがスマートだと感じる。MacProの重さは17kgだという。
何にしても映画制作やデザイナー界隈ではマシンの一斉入替作業が行われるだろう。そうこのMacProはどこを見ても完全にプロのために設計されている。
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