今年も異常気象が猛威をふるい、辛く慌ただしい日々を送っていた今日この頃。
F社にMacBookProを持っていって
CD再生のP02+D02と、MBP&オーディルバーナ D02Xの比較試聴なんてのを計画していました。
体調があまりに優れなかったのと、他の用事でスケジュールに余裕がなかったので
まともに試聴することなくD02Xの購入に至りました。
型番が変わっただけで最新モデルに買い換えちゃうアキュフェーズのおじいさんたちを笑えない状況です。
P-03 +D-03を導入したのが2013年の12月。
SACDトラポとしては大変優秀だったのですが、
PCトラポではどうやっても刃が立たないような鉄壁な差がありました。
これまで、OSがwin7からMAC OSXへ移り、PCオーディオの絶対的な音質向上を期待していたのですがそれほどでもなく、
IsoTekやオーディルバーナプラスの導入など着実に音質向上していきました。
それでも、SACDトラポのP-03と勝負できるようような音にはなりませんでした。
しかしながら、この頃気がかりになっていたのは、近年、よく聴く曲にハイレゾが増えだしてしまったことで物理メディアを持っていない曲がかなり増えてしまったことが上げられます。
一時期はCDに固執してCD優先で集めていた頃もありましたがここのところはハイレゾ主体です。
アニソンを聴く場合に限り、CDトランスポートで聴くよりもハイレゾ用マスタリングが成されている
ネット配信のみで販売されているハイレゾが最も音が良くその上買いやすい
さらには、日常生活の9割がiTunes+Remoteアプリでのずぼら再生になってしまったこと
そんな事情があり、この頃のディスク再生は激減していました。
ただし、クラシックやその他の音楽に関しては未だに追熟したとも言えるSACDを絶大に信頼しておりCD再生を完全に切り捨てる勇気はありません。
マージング NADAC
dCS Rossini Player
ESOTERIC P02X+D02X Grandioso C1 D1
MSB Universal Transport + analogue DAC
CH Precision C1 D1
SACDも再生したい、低コストに抑えたい、PCでの再生も高い水準で再生させたい
コンパクトに納めたい、アフターケアの心配がない方が良い
要望は募っていくばかりでした。
この中で音だけ聴いたときに最も輝いて見えたのはCHで
L1を勧められている中、C1やD1の展示処分、中古数件あり、非常に心が揺らいでいました。
特にC1はトップエンド機なのに非常に融通の利く万能製品です。
ただやはりスイス製オーディオはコスト面であまりにも心配で、その後の将来性、メンテナンス性、
新規ボードを挿しただけで30~50万コストがかかってしまうのはどうにも耐えられそうにありません。
この中でも最も信頼の置けるメーカーは……
メーカーの癖を売る方もこちらも熟知している
今のシステムとの親和性の良さ、信頼……
いつの間にかESOTERIC買う段取りになっていました。
決まってしまうとまっすぐ進むだけです。
5月の11日にF社へ見積もりを出して1週間後に見積もりが返ってきて
出てきた査定に納得いかなかったので
↓
以前アッコルドでお世話になったN屋さんに見積もりを出したところ
やり過ぎなくらい気合いの入ったメールが返ってきて…
↓
半月考えた末、F社にN屋さんの見積もりを提示したところ
IさんESOTERICへ怒りのクレーム。
去年に引き続き、またしてもF社の社長がOKサインを出してくださり…
↓
6月下旬分の在庫が確保され
7月10日無事納品されたのでした。
どうやらP02XD02Xの生産は間に合っていなかったのか
地方への分配が少なかったのか在庫稀少状態でした。
いつもながら5月に決断してこの記事を書いているのが7月です。
プレイヤーを買い換えるだけで結構な時間がかかりました。
検討時期も加えるなら半年かかりました。
前置きが長くなりましたが、続きから搬入の様子。
部屋をちゃちゃっと片付けて掃除をしつつ
エアコンをいつもより少し強めに効かせて
最後のD-03の音を確認していると約束の3時にIさん到着。
本来二人で来る予定が誰も店におらず一人での搬入作業となったようです。
段ボール箱は想像していた2周りはでかい |
ゼーゼー良いながらやっとこ運んできたやけに大きな箱
今日もやけに蒸し暑い。
内箱。ストッパー兼用の取っ手が付いてる。 |
外箱要りますかとIさん。要らないというと、
持ち上げたり転がしたりと手間が増えるので邪魔な外箱はカッターで切って展開。
また持っていくのが大変なので玄関で箱を解体、開封
なにかおかしいくらい重そうだなと思ったら段ボールだけで10kgあった…※本体重量27kgです。 |
P-03 D-03の時は箱を処分してから来て貰ったのでエソの箱が新鮮。 |
ここにも購入者に配慮した本体を引き出す取っ手 |
ウゥーヴー良いながらリビングのオーディオルームへ搬入。 |
ピリピリと丁寧に開けていく。 |
手際よくケーブルを外して、本日のメインイベント。
D03を |
ラックから引き出し |
D02Xを |
投入 |
さくさくっとケーブルを接続して簡単に初期設定をして音だし。 |
SACDとCDをかけて
OSがMACと言うこともありUSB接続もさくっと音出し完了。
Iさん「これに10MHzクロック入れたら完璧ですねぇ~あとP-02Xも入れた方が良いですねぇ~ww」
D03はUSB入力を持っておらず
NDS1000にてUSBから同軸へ変換していました。
ハイレゾ優先で買っていたのに…16/48までしか対応できず…
それでもその辺に転がっていたDR.DAC2DXの24bit/96kHzよりもずっと音が良かったのでつかっていました。
そんなので音楽はビット数じゃないよなんて思うようにもなったりしたりして。
今までのわだかまりが一気に解消し、
MacminiからUSBケーブルで直結できる喜びを感じました。
見た目にもあまり変化は感じませんが
それまで小さく印刷されていただけだったロゴが
ESOTERICと堂々中央に掘られた刻印がカッコイイ。
DSD音源はほとんどもっていのでMAXのPCM24/384に。あとで44.1の整数倍352へ |
DACといえばカチカチとリレー音が煩いことがしばしば問題になりますが
D02Xではアップサンプリングすることによってほぼ解消します。
オーディルバーナでのアップサンプリングも可能ですがマシンスペックが足りてないので
DACでのアップサンプリングはありがたい。
×2×4×8×DSD と4パターン選べます。
曲と曲の間はリレー音、カチカチ音はありませんが
再生終了するとカチッと小さく音が鳴ってしまいます。
こればかりはUSBDACの宿命みたいなものなので慣れるしかありません。
ただなぜか、無音時にフォルダー階層をたぐっていくとフォルダをいじるたびにカチっとなってしまいました。
原因追及中です。
電源ボタンはスイッチを入れても押し込まれない形に リモコンでの電源ONOFFが可能でしかも自動電源オフが選べるように。 |
<おまけ>
この箱のスポンジかケーブルに何か怪しい薬品でも染みこませてあるのではないかと思うほどに。
ベルキンの50cmを導入したときも変化を感じましたが当然のようにHEIMDALL2でもちゃんとノードストっぽい音です。
それにしたって新品のオーディオは心地よいと感じさせられました。
次の記事へつづく
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