中古でちょうど良さそうなNORDOSTのFREYを購入、

メインスピーカーのスピーカーケーブルを交換しました。

長さは1メーターと現在のREDDAWNよりさらに50cm短くなります。
REDDAWNの導入時には50センチでも届くねなんて話していましたが

付けてみる限りこの1Mが限界のような気がします。 取り付けですが、ネット中古のためオーディオスタッフに頼るわけに行きません。

G3GIYAはターミナルがスピーカーの底にギチギチに入っているため、たかがスピーカーケーブルの交換がかなりの難易度です。
では実際の交換の様子を見てみましょう。

※本当にだれたの助けも借りていません。すべて一人で作業しました。
手順まず最初に前足をガッチリと固定します。

 

ここの固定が甘いと後で大惨事になりかねないので動かないかしっかりと確認しました。
固定しているのはおなじみのパーマセルテープです。
ガムテープでやってしまうと剥がすのが大変ですが
パーマセルテープではガムテープより強い力でくっつきながらも綺麗に簡単に剥がすことができます。
後ろ足のスパイク受けをスパイクにくっつけます。
スパイクが着いたスピーカーを動かす際にはもうおなじみになった方法です。
気をつけなければならないのはスパイク受けをボードや床にくっつけてしまわないこと

と、スパイクが受けから外れないようにテープを中心から貼り付けることです。

真ん中の足は最も引っ込めた形にして受けはよけておきます。
とっても良いのですが取ってしまうと戻すのが面倒なのと

前足と後ろ足がでている限り中足は絶対にボードに着かないので大丈夫です。テープの他にもう一個今回はジャッキアップ用として一家に1ダースは必ずあるバイスクルを3つスタックしました。

またばらけないように両サイドをテープで留めてあります。
手が大きい人はもう少し高さが必要になるかも知れません。
ただ傾き角度から言って3つで限界のような気がします。
スタックしたバイスクルを後ろ足の左側に寄せておき
両手で頭を持ってGIYAを前へ倒します。
倒したと同時に左足を使ってバイスクルを滑り込ませその上にスパイク受けがくっついた足を置きます。
これでスピーカーケーブルを外すための空間ができました。

ジャンパー線とケーブルを引っこ抜いて交換作業音フェーズ①が完了です。このREDDAWNはまだしもREFERENCEジャンパー線にあまりにも苦戦しました。

取り付け時に最もスタッフさんが苦労した箇所ですが
どうやってこの状態にできたのかもはや謎です。
 これめんどくさいことにたすき掛けをして貰っています。
後ろから見て【 L- L+ H- H+ 】と並んでいるのですが
L-とH+にバナナ端子のスピカーケーブルが刺ささるようにしてもらったと記憶しています。

オーディオショップのスタッフは力だけでなく手先の器用さもかなり要求されるようです。

バイスクル3つ分でこの程度傾きます。

後ろの渦巻きのおかげかそんなに不安定ではありません。
右下の緑色は引っ越しの時なんかに使われる養生テープで台座とスピーカーをつなぎ止めています。命綱になります。
また万一前方へ倒れた場合を想定してクッションと毛布を前方へ敷き詰めました。
今回買ったFREYですが、スピーカー側が四つに分かれているために
あの糞高いジャンパー線がお役御免となりました。

接点がシンプルになる分音質向上も十分に期待できます。

中古品ですのでアルコールをコットンに付けて軽く拭いてやりました。
端子の汚れはそれほどでもなく

ケーブルの方はそれなりに汚れていたようです。

また端子のジャケット部にシール後のようなべたべたがあったため
キッチンアクアショットで綺麗に溶かして拭きとりました。
 ケーブルを外してまたケーブルを装着します。
今回はジャンパー線もなくバナナプラグだけですので差し込むだけで楽ちんと思ったら
全くそうでは無かった。
手元が見えないので端子の下に鏡を置いてやると作業しやすいです。
また入れる順番が重要で端から内側へ入れていくと詰まなく住みます。
右利きの場合は左側にバイスクルでジャッキアップしつつ
最も入れにくいH+を入れていやり2番目にL-を差し込みます。
 反動でスピーカーを転倒させないように慎重に右手でケーブルを差し込みつつ左手で本体を押さえます。
すべてのケーブルを挿してしまうと最初にさしかたがあまかったケーブルでも再度差し込むことは困難ですので一発で決めましょう。
4本ですが真ん中がクロスする形になりました。
ケーブルストレスをできるだけ少なくするために
差し込む際は角度をつけて差し込んでやりました。

ねじれが綺麗に揃って緩やかななカーブが作れました。もう2mm程度差し込めそうな端子がありますがこれ以上やると根元が断線しそうなので諦めました。

2回目にやったLchの方が綺麗に仕上がりました。

真ん中がクロスしているにもかかわらず出てくるケーブルはフラットなままです。
フェーズ②終了です。
あとは逆の手順でそっと戻しましょう。
ポイント
なぜ横に寝せずに不安定なジャッキアップをするのか?
寝せてしまうとこれ以上の力が必要な上に15cmの台に上がっているため寝せてやるのが困難でした。
ケーブルを変えてみて
 REDDAWNとFREY一世代前の比較で
スペック上はほぼ同等の数値が出ており実のところ大差ないかななんて思っていましたが、
銀線とスパイラル効果、さらには導線が8本分増えたことが影響したのか
全体の解像感と抜けの良さが格段にアップしました。
一言で表すならばクリアな音質です。
 NORDOSTのケーブルでは上に行くほどS/N感が向上すると言われていますがODIN様はどれほど凄いのかなと思って見たり…
 見た目にもケーブルが短くなり積み木で支えなくても勝手に浮いている状態です。
これもまた音に大きな影響を与えていると考えられます。
なんといってもこのFREY薄紫のためにG3のモナークパープルにとてもマッチしていて
見た目にも音質でもアップグレードすることができました。
 中古でしたので色々と不安があったのですけど、どうやらノードストはヘイムダル以上のクラスで本領発揮するというのは本当のようです。銀メッキとスパイラル構造の力は侮れない様子。
 あまってしまったREDDAWNですがアッコルドに使用しました。
これもまた非常に良い効果が出ていてLUXMANのスピーカーケーブル以上にLUXMANに合うのかなと感じました。
 作業で疲れ切ってアッコルドのケーブルを変えたのすら忘れてしまった後日、
なぜか今日はえらくアッコルドの音が良いなと思ったらケーブルがREDDAWNでした。
そのくらい変わってます。
 ジャンパー線の方は売らずに冬にまた最短直結ケーブルとして活躍させるつもりです。
 実はこの日、指の腱鞘炎であまりにも困難な作業でした。
B&W搬入作業の次にきつかったかも知れません。
 ケーブルの引き抜き作業を一日目差し込み作業は翌日行いました。
15/10/16 アフロオーディオ 中古 NORDOST FREY 1.0mペア 50,000円 (P2,500) ※銀行振込